Yさんに勧められ、読書中の華氏451。
2日で半分読破した。
引きずり込まれた。
心を鷲掴みにされ、体が激しく揺すぶられる様な感触。
真の抑圧。
気付かぬ内に奪われる自由。
肌がざわざわと泡立つ。
寒気にも似た怖気。
明日の通勤時間で読み終えられるといいな。
映画『華氏911』はこの本からタイトルを付けたとか。
映画の方を先に観ていたんですが、後からこの本を読むと深く考えさせられます。
『戦場でワルツを』とか『SICKO』とか。
身につまされる映画ばかり見ている訳じゃないんですが、何かしら訴えかけてくる映画はずっと心に残っていたりします。
ツイッターでもぼそりと書いたのですが、華氏451でがつんと頭をやられた思いがした言葉をここにも残してお香と思います。
自分自身の為に。
『すぐれた著者は、生命の深奥を探りあてる。凡庸な著者は、表面を撫でるにすぎん。劣悪な著者となると、ただむやみに手をつけて、かきまわすだけのこと、であとはどうなれと、捨て去ってしまうんです。』
【華氏451】より
自分の書いた物に責任が持てる自分で居たいと思った次第です。